
上越歴史博物館では,学芸員の花岡さんが待っていてくださいました。普段は展示されていない刀を特別に見せていただけるということで,緊張感ある中での刀との対面となりました。 刀を見る前に,花岡さんが「この刀は牛木吉十郎(猫又を倒したと言われる中ノ俣の人)が猫又を退治した時に使ったものか,退治した褒美としてもらったものか」と問われました。そしてその答えは,刀をよく見れば分かると言われました。子供たちは早く確かめたくて仕方がないという様子でしたが,花岡さんから「刀に息を吹きかけないでほしい」と注意を受け,子供たちはいよいよ「この刀はただものではない!」という気持ちになったようです。口を手でふさぎ(健気な子供たちです!)息を殺して刀を観察しました。刀には越前の国で作られたこと,「葵のご紋」が刻まれていました。
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