1年 きらめき__

12月のきらめきさん(1)



12月15日は,ヤギのあきとくうとのお別れの日です。あきとくうと日々ふれあいながら,お別れの日まで自分なりのかかわりをしている子供たちです。



先週,くうが人の背中に乗ることが分かりました。それを知った子供たちは「僕の背中に乗ってほしい!」と,あきとくうの近くに集まってきました。土管の上に乗っているあきとくうの近くで,背中を屈め,じっと待っているのですが,それだけではなかなか乗ってくれません。子供は,仲間の背中に乗るように,リンゴやキャベツなどで誘導して,「こっちにおいでー」と声を掛けていました。背中に乗せられた子供はとても誇らしげに「背中のスタンプ,見て!」と話してくれます。背中のスタンプは,自分とヤギとでつくってきたつながりの証のように見えました。



雨の日が続き,飼育小屋の掃除も十分に行えないようなことが続いています。小屋を掃除している間,あきとくうには,近くの土管の中で雨宿りをしてもらっています。小屋の掃除が終わり,「おいで」と声を掛けても,くうがなかなか出てこないことがありました。それを見たきらめきさんは,自分の雨がっぱを広げ,雨に濡れないような道をつくって,外に出てくるように促していました。「自分が濡れても,あきとくうは濡らさないようにしたい!」というきらめきさんの強い思いが表れていた出来事でした。