米作り,バケツと田んぼでチャレンジ!



 米作りの再スタートを切ったきぼう学年では,学校の田んぼを使う代わりに,バケツ稲に挑戦することが決まりました。iPadを使って,バケツ稲について調べ学習を行ったり,バケツの中で土と水を混ぜて苗を植える準備を行ったりしました。バケツ稲の田植えでは,慎重に苗を扱いながら,優しく植える様子がたくさん見られました。



 バケツだけでなく,大きめのプランターにも苗を植えました。子供たちは毎朝登校すると,ランドセルを背負ったまま,バケツ稲やプランター稲の様子を見に行っています。こまめに稲の背丈や色,土の様子などを観察し,水やりや草取りとお世話に励んでいます。バケツ稲もプランター稲も,子供たちの愛情を受けて,ぐんぐん伸び,青々としてきました。



 「他の場所で米作りができないのかな?」という子供たちの発言から,中ノ俣地区にある「上越市地球環境学校」というところで,田んぼをお借りし,米作りの体験を行いました。
 実際に田植えに行き,中ノ俣の自然に触れてきました。すると,自分たちが取り組んでいるバケツ稲と地球環境学校の田んぼを比べ,理想の田んぼの自然条件として,水のきれいさや豊富さ,土の質の良さなどがあることについて,実感しながら見えてきた姿がありました。バケツ稲と地球環境学校の田んぼの両方と向き合いながら,子供たちが当初,探究の時間で学びたいと語っていた,当たり前にある自然の恵みについて,見つめ始めている姿が素晴らしいと感じました。