5年 きぼう__

米づくりで,水にかかわる問題に直面



 「学校の田んぼが使えない・・・!?」そんな話が耳に飛び込んできました。
 きぼう学年が意欲を燃やしている,探究活動の米づくり。田んぼは学校内にあり,学校の田んぼを使おう!とみんなで決めてからは,朝や休み時間に田んぼの様子を見に行く子がたくさんいました。
 しかし,学校の畑や田んぼの近くの水道管に故障が見つかり,工事が必要になってしまったこと。学校の田んぼの底に敷かれているブルーシートが予想以上に劣化しており,水漏れの心配が大きいこと。それらの修繕には時間とお金が掛かり,このままだと,きぼう学年が一生懸命頑張ってお世話をしたとしても,環境のせいで米作りがうまくいかないかもしれないということ。
 米づくりをするにあたって,水にかかわる問題がいくつもあることが分かりました。
 それらについて,教頭先生が,子供たちに丁寧にお話してくださいました。



 当然,子どもたちからは「ええー?」という声が。教頭先生に言葉を選びながら質問する子もたくさんいました。
 しかし,その後,急遽開かれたきぼう会議では,前向きな意見が多く出されました。
 「米作りは最後までやり切りたい!」「今までやってきたことに意味を与えたい。」「これを乗り越えたら,学年目標に近づく一歩になる!」田んぼは使えなくても,米作りの活動は続けることが決まりました。



 「バケツやプランターでも米作りができるって聞いたことがあるよ。」「他に使える田んぼはないのかな。」といった,他の方法についてさらに意見も出されました。
 田んぼの土があれば,別の形で米づくりができそう!ということから,今週は実際に田おこしにも取り組みました。前回の草取りよりも,より一生懸命に田んぼにかかわったきぼう学年の姿がありました。