講師に来てくださったお店の人のお話の中で，「スマイル学年のみんなも本町商店街を盛り上げてほしい」というお願いがありました。その話から，「スマイル学年ではどんなことができるだろう？」と話し合いました。
　「お店を紹介するために，チラシを作りたい」「自分たちでイベントを開きたい」など，様々な意見が出されました。しかし，「誰かに伝えられるほど，本町商店街のことやお店のことにまだ詳しくなっていない」と，発言する子も。「・・・確かに。」と，全員が痛感することに。やりたいことはあるけど，それをやるためには，まだまだ自分たちの情報が足りないということを，客観的に振り返り，次の町探検への課題をもちました。

　これまでの町探検のやり方を変更し，自分で一つお店を決め，そのお店について，より詳しくなることを目的に，町探検を行いました。「おすすめの商品は何ですか？」「いつからお店をやっているんですか？」「お店をやっていてうれしいことやつらいことは？」など，インタビューする内容を事前に考え，各お店に訪問しました。
　インタビューするだけでなく，「元気にあいさつすること」「お客さんを優先すること」「お仕事のじゃまをしないこと」「交通ルールを守ること」，講師に来てくださったお店の方からの４つの「絶対に守ってほしいこと」をしっかり頭に入れて活動しました。

　「自分の決めたお店の商品を，いろいろな人にすすめたい」という思いから出たアイデアの一つが「ポップ」。「チラシ」と「ポップ」の違いを学習し，「ポップ」は，「お客さんに対して，お店の人の代わりになって商品のよさやお店の人の思いを伝えることができる」ことを知りました。
　「よし！ポップを作ろう」と，早速作業へ。「イラストを入れた方が分かりやすいなあ」「短い文でおいしさを伝えたい」「お客さんに見やすいように，字を大きく書こう」など考えながら，初めてのポップ作りに挑戦しました。