何度も話し合いを重ね、今年の探究のテーマは「食べることとは」になりました。食べることを通して、命の大切さ、食の大切さを知り、自分なりの食を多くの人に伝えることが、子供たちの目的のようです。食や命の大切さを知るには、できる限りの食材を自分たちの手で育て、生産者の方の思いや苦労、生産までの仕組を知る必要があると考えた子供たち。日本の食には欠かすことのできない米も全て自分たちの手で育てることに決めました。

調べてきたことをもとに、まずは田おこしが必要だと考え、5月10日は第１回の田んぼの学習、田おこしを行いました。雨の中でしたが、生き物を育てるには時期を逃してはいけないと雨具を着て取り組みました。弱音を吐くことなく、一生懸命に活動する子供たちの姿に感動しました。子供たちの振り返りには、「雨の中でも生き物は待ってくれない。農家さんは天気に関係なくやっていてすごい。」「最初は楽しかったけれど、力を入れてやらなければならず、大変だった。」など、体験して多くの学びを得た様子が書かれていました。